不妊治療 ②卵管造影検査・転院

こんにちは、ナツコ(@natsuko_n.yoga)です、今日もよろしくお願いします:)

梅雨らしく雨の日が続きますね。

何もする気にならない日は無理せず身体に従うことにしています。


不妊治療の話をできるだけゆっくり丁寧に振り返っています。今日はその続きを。


タイミング療法は自宅近くの婦人科に通って行なっていました。

不妊相談を受け付けていましたが、小さなお子さん連れの方や妊娠中の方も通う普通の婦人科です。


半年程結果が出ず(自己流で妊活してた期間を含めたら2年以上)私はすっかり検索魔になっていて、

そこで知った情報をもとに卵管造影検査をお願いしてみました。

子宮のかたち、卵管の通過状態、および卵管周囲や骨盤内の癒着の状態がわかるという検査。

造影剤を卵管に通すことによって癒着が剥がれる場合もあるという治療効果も期待できることもあって

検査後の約2ヶ月はゴールデン期間とも呼ばれます。

個人差がありますが、痛い人(癒着している人)はものすごく痛いという噂の検査。


結論、痛かったです。

そして結果、左右2つある卵管のうちひとつが通っていないことがわかりました。

先生曰く、もう片方も造影剤が通るのに時間がかかったから、もしかしたらこの検査で通ったのかもしれないね

(検査前は2つとも塞がっていた可能性あり)、とのこと。

その後の通院にて通水を2回やってみて改善を試み、再検査することに。


通水と言ってもやることは検査の時と同じ。

あの痛い思いを更に2回、プラス再検査でもう1回体験した結果、やっぱり片方だけ通っていませんでした。

排卵は左右必ず交互に起こるとは限りませんが、単純計算で私が妊娠できる可能性は通常の半分だということです。


この頃が一番苦しかったように思います。

やればやるほど、知れば知るほど、自分の身体に欠陥が見つかっていくようで、

過去の生活習慣や行ない全てを後悔してしまいそうでした。


また、妊活中のあるあるだと思うのですが、妊娠に対してどんどん過敏になっていきます。

SNSやネットショッピング等であるひとつのことを調べると「あなたへのオススメ」と出てくるアレは、リアル世界でも起こります。

あることに意識を向けた途端、それに対して必要な情報が入ってくるようになりますが、今まで気にしていなかった関連ワードにとても敏感になります。

芸能人の方の懐妊ニュースが出るたびにモヤモヤした感情が生まれました。

しばらく会っていない同級生や後輩の2人目妊娠をSMSで知ったり、誰々が子供と歩いていたと聞いてもないのに母親から聞かされたり。

トドメは、弟夫婦が授かったことでした。


気がついたら、診察室で結果を聞きながら泣いていました。

病院では感情を出さないようにしてきたつもりだったので、先生や看護師さんは驚いたでしょう。。

それでも優しく対応してくださり、更に涙が溢れてきてしまいました。

落ち着いた頃を見計らって、先生は私に不妊治療・移植専門のクリニックへの転院を勧めました。


誰かの幸せによって自分の幸せが奪われるなんてことは絶対になくて、そんなことは頭でわかっているのに。

心の真ん中の動かない石みたいなものがどんどん重みを増して、誰かの輝きを強く感じるほどに、自分の影が濃くなっていきました。

人の、まして身内(大好きな弟!)の幸せを心から祝福できない自分が嫌で嫌で。


「そんなの気にしない方が良いよ」と、普通は思うかもしれません。

どうしても気にせずにいられなくて苦しんでいる時は、その優しい声がけさえ自分を責める言葉として受け取ることしかできなくなってしまいました。


だけど、目に映る全てのことはメッセージ。


意識を向けた方向に必要な情報が現れているんだと思えば、誰かの妊娠報告が、たとえ今この瞬間で自分を苦しめていたとしても、それすらメッセージなんじゃないかと思います。

苦しみの最中ではわからないかもしれません。

気づくのは何日も何年も先かもしれませんし、気づいた時にはその情報を受け取った時のことなんて忘れているかもしれません。


その時に苦しみに蓋をしないこと。

縁あって舞い込んできた情報を前に、どう感じ、どう向き合い、どう流していくのか。

湧いてきた感情が怒りや悲しみだったとしても、その感情を悪者扱いしないこと。

その感情をきちんと味わい、自分がそう感じていることを認めてあげること。

確かにその瞬間瞬間ですぐ処理できるようなものではないので、布団を頭までかぶって全てを放棄してみたり、時に声に出して泣いてみたり、そしてヨガをしたりして、感情が自分を通過するのを待ちます。

そしてまたすぐ新しい情報が入ってくるので、ひたすらそれを繰り返していました。

とても地味ですが、少しずつ免疫はできてくるもので、同じことの繰り返しのようで必ず変化はあるはずです。

これは、苦しみの中でなんとか前に進まなきゃという思いで私が無意識に行なっていた、あくまで一例ですので、こうしなきゃいけないわけではありませんが、もし今苦しみの最中にいる方の何かヒントになれば嬉しいです。

あともちろん、情報から一度離れることも一つの方法です。

無理したり、我慢の限界を超えるほどに苦しむ必要はありません。


妊活を意識する女性の多くが経験する感情だと思います。

女性の為のヨガレッスンは、ご自分の感情をきちんと癒していく練習になります。

もしご興味があれば、オンラインレッスンを覗いてみてください。


ちなみに、近所に住む弟夫婦には、その報告後数ヶ月は正直会う勇気すらありませんでした。

少しずつ感情を癒すことで、ようやく数ヶ月後にお腹の大きくなった義妹にも会えましたし、その後可愛い甥っ子を抱っこすることもできました。

傷ついた分だけ癒しにかかる時間も長くなるのは仕方ありません。焦らなくて大丈夫です。


今日もご自身がその癒しのプロセスの途中でありますように。

ありがとうございました:)

N.yoga

return to your Natural, take a Neutral, be here Now, find New me, 心と身体の信頼関係を築き、日常に活きる サスティナブルなヨガをお伝えします。

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