不妊治療⑦ 顕微授精について
こんにちは、ナツコ(@natsuko_n.yoga)です。今日もよろしくお願いいたします。
いつの間にか気温が下がり、もうすっかり冬なのですね。
食欲が止まりません。
動物達が冬眠の準備をするように、植物達が種子をつくるように、栄養を蓄えようとするのは
身体がその自然な働きを記憶しているからだと思っているのですが
いくらなんでも食べ過ぎなので、少し気を引き締めたいと思っています。
さて、前回ブログ(半年前!)に3回の採卵結果を書きました。
実は1回目に1つも凍結まで至らなかったことを受けて、2回目以降は顕微授精を視野に入れていました。
体外受精の受精方法は2つあり、
振りかけ法という、卵子の入った容器に精子を振りかけ、精子が自力で卵子へ到達するのを待つ方法と
1つの精子を顕微鏡を見ながら直接卵子に注入する顕微授精法とがあります。
顕微授精は、より健全な状態の精子を選んで確実に卵子に注入し受精の確率を高めるので
他の方法で受精が望めない場合に適応されます。
この場合、卵子に到達するまでの行程が省かれるので
精子自体を受精可能な状態にする為の処置を人工的に行います。
何か結果が欲しくて検討しましたが、プラスの費用もかかるし
そのリスクのデータもあるようなので顕微授精だけにかける勇気もなく、
採卵した4-5個のうち状態の良いものから2-3個はふりかけ法、残りを顕微授精、という選択をしたのですが
結局のところ顕微授精は1つも行なわれませんでした。
その条件に至らなかったのか?詳しく覚えていません。。
「ヨガをして自然体を推奨してるのに、西洋医学で移植をすることをどう捉えているの?」
唐突にそう聞かれたことがあります。
そう聞いた相手に悪気はなく、妊娠や子育てを私ほど望んではいない人から見て純粋な疑問だったのだと思いますが
自分の中にその葛藤がなかったわけではないので、喉元締め付けられるような気分になりました。
NaturalとArt。
私は以前アート(芸術)やデザインを学んでいました。
そこで感じたのはアートは無から生じるのではなく、自然な動機から生み出されるものだということです。
特に、自然への強い憧れが人の手によって再現されたものをアートと呼ぶんじゃないかと。
もちろんそこには明確な違いがあって、自然そのものには到底敵わないと、それはもう十分理解しています。
体外で受精させる技術をART(生殖補助医療技術、Assisted Reproductive Technology)と言うと知った時は驚きました。
自然からかけ離れていく為ではなく、自然な喜びを取り戻す為に
そのとき自分にできることを、時に医療技術の助けを借りながら、実践していこうと思ったのです。
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